ブラウニーつくりました＾＾

更新滞り続けるコッチちゃんです。こんばんは。

バター不足にもめげず、ブラウニーを作成いたしました。
正直、本日はおいしくできました・・・☆
それもこれも
『オーブンも型もいらないお菓子レシピ78』
などと言う素晴らしい本のおかげです。

母が近所の公立図書館で借りてきたのですが、あまりに良い本だったので、たった今アマゾンで探して中古購入してしまいましたよ！！！
例によって我が家にはオーブンも型もないので（笑）こんなちょうど良い本はないのです。
全て、フライパンやオーブントースター、オーブンの敷き紙を折って作った型などで代用しています。素晴らしい。
しーかーも、載っているレシピがシンプルで王道のものばかり。
ショートブレッドやスコーン、栗の蒸しパンとか。
気に入りました。
オーブントースターで上手に焼くコツとかも載っていて、フルカラーだし、写真つきだし。
当然プロ仕様ではないですが、家で作って家族でおいしく食べる程度には十分ですね^^

高校の頃にとびきり仲良しだった友人が、家庭科部に入っていて、部活動のある日に調理室にいくと、よくブラウニーをくれました。
毎度毎度行っていたら怒られたけど、あのころは怒られる理由が分からないくらいだったな･･･。
ブラウニーを私は愛していたし（笑)、彼女の事が好きだったし、彼女も私の事が好きだったと思っていたからさ。
でも、いまになって思い出してみれば、まあ・・・普通はね･･･；
お菓子つくってる人のところに毎週遊びにいって、おこぼれもらっていれば嫌な気もするわよね（’’；)

本当に仲良しでいたのだけど、高校３年生の、受験でみんながピリピリしてくる頃、彼女もすっごくピリピリしていて、でも、私は割と表面上はそんなにピリピリしていなかったの。心の内ではけっこう悩んだりもしたのだけど、そんなの、顔に出しても仕方ない事だったし、自分がどうにかしないといけないことだったし、そこまで人生をまじめに考えていなかったのかも？わからない。
それで、私には彼女のピリピリが理解できず、きっと彼女は私の無神経さが理解できなかったんだろう。ちょっと二人がズレるなあ・・・って思った頃に卒業だった。

私は推薦で大学受かってしまってバリバリバイトしたりしていたし、彼女は私が推薦で合格したところを滑り止めに受けたのだけど(いや、私もふつうなら滑り止めにするところだと思うんだけど、もう勉強したくなかったし；)、試験当日、彼女は風邪をひき(本人談)解答欄を間違え、落ちてしまったようでした。
結局彼女は別の県外の大学に合格して遠くに行ってしまったの。

それでも彼女の下宿先に泊まりにいったりして仲良く（？)していたの。
お互い本を読むのが好きだったので、彼女とは遠く離れても郵送で本の貸し借りをしていました。
が、そのうち年単位で貸した本が帰ってこなくなってしまったのです。
でも、連絡をとると「あの本の続きでてたよね、またかして～」というので、貸さなくてはならなくなる。
おかしいな、と思って手紙をかくと、数ヵ月後にその一部が返却されてくる。
いい加減貸した本を全部返してもらってからじゃないと貸せません、という態度に出て、返してもらっていない本を一覧にして３度くらい手紙を書いたのです。

最後に本が返送されてきた小包の中には手紙すらなく、「ああ、怒っちゃったのかな」と、ちょっと寂しく思ったのです。
が、それらの本を本棚に整頓していると、本の間に手紙が入っているのを見つけました。
ああ、そういえば高校時代に本を貸し借りしてた頃はこうやって本の間に手紙を挟んだりしてたな～と懐かしく思って読みました。
「長い間本を借りていてごめんね～！＊＊＊はとってもおもしろかったよ！このあいだかしてもらった＊＊＊もよかったです」
と、【彼女宛】の手紙でした。

なんのことかわからなくてもう一度読み直したけれど、

つまり、

彼女は

私の貸した本を、又貸ししてたんでしょうね。

まるで、自分の所有する本であるかのように言って。

なんだかね、とっても辛くて。
まだ５冊くらい返してもらってない本があったのだけど、もうこちらから連絡取りたくなくて、何もいわない事に決めた。
それらの本は古本屋で再度集めなおしたり、新品を買いなおしたりして集めたけど、辛いなあって思っていたの。

それから数年後、彼女が彼女のお母さんと買い物しているところを見つけ、声をかけました。
返事をしてくれたのは彼女のお母さんで、彼女は私のことを一目も見ないまま。

それからまた数年たった今、
彼女は毎朝私と同じくらいの時間に向かいのホームから電車に乗るようです。

お互いきっと気がついているけど声は交わさない。

本当に仲良しだったと思っているのだけど、私だけかなあ･･･
あのときにしつこくいわない私だったならば今も仲良しだったかな･･･？
私が狭量なひとだったのかな？

ブラウニーは彼女を思い出して、ちょっと苦しくなるお菓子です。
でも、すき。